ノーマティビティーあるいは(無知がもたらすあるべき不可思議)




あらためまして、『無/有徴』のハナシです。

さて、ふつうってなんでしょう。じつのところわたしは小さい頃から「ふつうってなんやねん」と思い疑い、確信も持てぬままになんとなく「ふつう」というコトバと暮らしていましたが、みなさんいかがですか。

ふつうってなんなんでしょう。

さいきんオボロゲにわかってきた世間のいう『ふつう』とはつまり、「あすこのお宅って◯◯なんだって。」「へえ、たいへんねえ〜」といわれずに済む状態 のこと、みたいです。
言い方をかえるならば、『ふつう』とは、『マジョリティ側に属すること』です。



それすなわち、「ひきこもりでなく」「障害者でなく」「外国籍でなく」「売春婦でなく」「被災者でなく」「LGBTでなく」「貧困層でなく」「機能不全家庭でなく」。。。。『あらゆる◯◯ではない。』それがふつう=マジョリティであるということです。
『あらゆる面において◯◯でない』すなわち『無徴』(しるしがない状態)。



先日のマサキチトセさんのハナシにあったnormativityノーマティビティとは、規範(ノーマル)以外を周辺に追いやる構造です。そしてそれは同時に、◯◯という属性のひとに対して「あ、◯◯の方ですか。恐れ入りますがこの道は通行止めです。」と釘を刺し、みえない階段と壁をどんどん作っていく、そんな世の中の構造のことだとおもいます。ちょい昔のコトバでゆうとこのレッテル貼りってやつでしょうか。


そしてあえて、わたし風に解釈するならばノーマティビティとは、『あるべきふつうを目指しましょうゲーム」です。(マサキさん、どうでしょう。この理解で合ってるでしょうか。)

そう仮定するとノーマティビティーたるもの本質が見えてくる気がします。がそして同時に疑念が浮かびます。
だれかに決められた「あるべきふつう」を、なんのために、どんな過程を踏んで、だれがやらなくてはならないの、、、? 、、、、わたしも参加者?


とマサキさんの講演の後、ここまで考えたときふと思い出したのが上の動画です。(前フリがながくなった挙句説明が遅くなってしまいました。申し訳ない。。)

これは海外のテレビ番組『Hole in the wall』というやつ。
ステージに現れた抜き型にポーズを合わせて、通り抜けるバラエティ番組です。(もとはとんねるずの番組コーナーが海外で流行ったものだとか?知らんけど。)


わたしの解釈によれば、世間様のいう『あるべきノーマル』とは、この壁の穴みたいなもんです。
つまりそれは「ひとのカタチはそもそもバラエティ豊かである」という事実に無関心な誰かが作った、抜き型のこと。
そしての型がハイスピードで迫ってくるゲームが、ノーマティビティ的世界の構造。ちなみに参加者は生まれた人全員です。このゲーム自体に気がつくかはひとによるでしょうが、ほぼほぼ強制参加形式な上途中リタイヤは承認されておりません。
動画に照らし合わせていうと、これは無理ゲーです。(もちろん、番組としてはその無理ゲーさが面白いんですが。)

有/無徴ということで考えるならば、枠に収まらないハミ肉や高すぎる身長が有徴(マイノリティ)要素と考えてもらえば、わかりやすいかもしれません。

動画をみるとわかるように、型は必ずしも人間の自然な型をしていません。そしてはまらなかったひとはプールに落ちるルールです。(落ちたらすぐ死ぬというわけじゃないですが、メインストリートからは外れます)型を通過したいがために、ハミ肉を切り取って捨てるひとや、むりに体をねじまげるひとがでてくるでしょう。

もう一回言いますけど、そもそもが無理ゲーなんですわ、これ。




正直に言えば、わたしがいまおもう『ふつう』とは、ひとがただそこにあり、そのかたちによってなにをいわれることもなく、ただ楽しく生きる、ということでしかありません。
だから、世間で聞かれる「ふつう」とじぶんの「ふつう」の違いに、なんとなくなじめなかったのかもしれないな、といまようやく気付きました。

できるだけ多くの人がこの無理ゲーに気づいて、その人自身の定める「ふつう」を全うできるようになればいいな、なんて夢みたいなことを書き捨てて眠ろうと思います。

きみの替え難き「ふつう」に幸あれ!


solakofiでした。




コメント

  1. 仰る通りだと思います。ある人間にその社会の「ふつう(メジアン)」から外れた何かがある場合,それが周囲の人間や社会にとって「有益」であると認識されれば「才能」に,逆に「害悪」だと認識されれば「障害」となるだけです。

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    1. これはvestigeさん!(対訳くん、いつもそっと読んでは心の癒しにしています。お世話になります。)ご覧いただいてありがとうございます!当サイト初のコメントです。

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